2009年1月24〜25日に掛けて,OB有志により湯西川温泉にて「雪見の会」が 開催されました.参加された小林行雄(S44)さんよりその様子を 伝えていただきました.
稲吟OB会「雪見の会」に行ってきました
今年の「雪見の会」は1月24日(土)25日(日)に掛けてOB23名が 参加して行われました.
この「雪見の会」は10余年前に秘湯である湯西川温泉に有志OBが集い, さんさんと降る雪を眺めながら旨い酒を酌み交わし楽しいひと時を過ごそう ということで始められたものです.年々参加者も増え毎回20名を 越すようになりました.
では今年の「雪見の会」の流れを紹介してみましょう.
集合は毎回東武の浅草駅の改札です.出発までの間, 久しぶりの再会を楽しみながら,一方幹事さんは地下の東武デパートの 食品売り場へ,車内で楽しむ酒類,つまみ,昼のおにぎりの買出しに 大忙しです.さあスペーシアがホームに入ると予め幹事さんが購入しておいた 指定席に着きます.早速シートを四人がけに直し,すぐさまビール,酒, 焼酎等好きなものと雑多なつまみが配られます.ボックスの四人は誰と一緒に なるかわかりません.同期もいれば大先輩も居ます. でも皆さんすぐに打ち解け,あちらこちらで楽しい会話に花が咲きます. 浅草駅をでてすぐに隅田川の鉄橋を渡りますが約2時間余りで一面の 雪景色に変わります,と言いたいところですが最近の温暖化の影響でしようか 雪を見るのは難しくなってきました.皆さん一杯二杯と飲んで気分良くなった頃 下車駅の鬼怒川温泉駅に到着です.ここで地方から参加のOBと合流です. 今年は井口,群馬からの富所,新潟からの二宮,宇都宮からの明石の各先輩と 合流しました.これで総勢23名になりました.総勢揃ったところで チャーターしたバスに乗り換え一路,湯西川温泉に向いました. 数年前までは龍王峡の近くに旨いラーメン屋があり そこで山菜のてんぷらを肴にまた一杯とやっていましたが, 時代の流れかそのラーメン屋も店を閉めてしまい楽しみが一つ減りました.
さて,湯西川温泉の伴久ホテルに到着です. 伴久ホテルはパンフレットによると平家直孫25代ということで, そこの社長が私(小林)の明大中野高校時代の同級生だったといことです.
ウエルカムドリンクの後,抽選で決めた部屋割りにしたがって それぞれの部屋におさまりました.
伴久ホテルの話では,今年は部屋のランクをあげたそうで 3年続けて利用してきたことが,上客だと認識されたようです.
楽しい夕食は6時からということで皆さん三々五々大浴場, 露天風呂とそれぞれフリーな時間を楽しんでいただきました. 今年の夕食は囲炉裏端料理を選択しました.過去2年は会席料理でしたが, 湯西川といえば囲炉裏端料理がいいということで久しぶりに囲炉裏端料理を 堪能しました.運の良いことに会場には舞台(ステージ)があり, 松井世話人(s41)の開会の挨拶続き,今回初めて参加していただきました 松本先輩(s39)の乾杯の音頭で賑々しく宴会が開始されました.
今年も最大の出し物は昨年に続き鶴岡さん(s44)の見事な「かっぽれ」が 披露され,江戸の古典芸能を楽しみました.宴会のあとはそれぞれの部屋で 昔話,最近の話に花を咲かす人たちのほか特別にカラオケルームを貸切り, 稲吟会の伝統を守り一度も歌が途切れることなく延々と11時まで「おはこ」が 歌いつがれました.
翌朝は,希望者のみで湯西川の「かまくら」をホテルのバスで 案内してもらいました.今日から「かまくら祭り」の初日ということでしたが 時間が早く開会前ということで客もまばら(われわれだけ)でしたが 世界的な不況の影響がこんなところまで来ているのかと改めて感じられました.
楽しいことは早いものでもう帰る日になりました. 迎えのバスに乗る前に全員でホテルの前で記念写真を撮り一路 鬼怒川温泉駅に向かい,そこで東武電車組みとそれ以外の方たちと 来年の再会を誓いながらお別れしました.浅草駅到着後は浅草寺に 全員で参拝後,中尾先輩(s42)ご贔屓のJRA場外馬券場の前にある 中華屋さんで最後の飲み仕上げをして,また来年の再会を楽しみに 解散しました.
今年も雪が少なく「雪見の会」という名前は看板倒れでしたが, この温暖化が続けば雪を見ながら酒を酌み交わすという本来の姿が 難しくなりそうな感じがします.しかし毎年1月最後の土日に 湯西川に行くということが定着し,参加者の皆さんが楽しいひと時を 過ごせる機会があるということはとても素晴らしいことだと一人ひとりが 感じていることでしょう.
これからも末長く「雪見の会」が続くことを願ってやみません.なお,稲吟会 OBであればどなたでも参加できます.(予算は3万円程度です)
記 小林行雄(s44)